真っ白い歯
「歯は黄色いほうが健康」と言われていた時代がありました。これはあながち嘘ではありません。
「歯が白い人」というのは、そもそもエナメル質の形成不全の人を指していました。
エナメル質の形成不全の歯はは透明感に欠け、ベタッと不自然な白さで外観が悪いです。また、虫歯にもなりやすい歯なのです。
健康な歯というのは、エナメル質が半透明で、その下にあるアイボリー色の象牙質が透けて見えます。
そのため、歯の色が、少し黄色っぽく見えるのです。「歯は黄色いほうが健康」と言われていたのはそのためでした。
日本人の歯の色は自然な欧米人よりもやや明度と彩度が低いのです。もちろん歯の色にも個人差はあります。
肌の色ともマッチする、ホワイトニングをおこなう場合に目指す色というのは、いわゆる「真っ白」ではありません。
なぜ、黒人の歯は真っ白だと思うのでしょうか。実は歯の色自体はあまり変わりません。
日本人とおなじような色です。ただ、肌の色との対比で、白さが際立つのです。日本人でも、日焼けした人の歯は、白く見えるのと同じことです。
アメリカでは昔から、美しい歯並びや白く輝くような歯を「ステイタス」として重要視してます。
ハリウッドスターに代表されるセレブの歯が真っ白なのを日本のファッション雑誌などでよく見かけます。
アメリカのテレビを見ても、多くの出演者は、白い歯が輝いています。アメリカの一般人も「輝くような白い歯がこぼれる笑顔が大好き!」なのです。
アメリカでは、結婚相手や恋人候補に白い歯を条件にするという人が70%以上いるという話もあります。
そのため、アメリカではドラックストアーなどでは、自分で歯のホワイトニングを行うようなものまで発売されています。
アメリカではホワイトニングは完全に定着しています。
日本もアメリカの影響を受けてスポーツ選手や芸能人でもホワイトニングを行なう人がふえています。
歯を白くする方法は、主に4つあります。歯をクリーニングする、ホワイトニングをする、付け歯をつける(ポーセレン・ラミネートベニァ)、オールセラミッククラウンにするという方法です。
歯の色が黄色や黒っぽい歯に変色していても、あきらめることはありません。
ホワイトニングで白くできなくても、付け歯やオールセラミッククラウンにするとう方法で歯を白くすることは可能なのです。
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